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動画・映像を配信するときに最適なフレームレート設定は?

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動画・映像を配信するときに最適なフレームレート設定は?

最終更新日:2020/11/11   公開日:2020/08/15

一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラ、ハンディカムなど、動画を撮影出来るカメラには、ほぼ100%「フレームレート(fps)設定」というのがあります。これは動画を撮影する上で、極めて重要な設定になります。

撮影に最適なフレームレートを知るためには、まずフレームレートとはそもそもなんなのか?という事を知る必要があります。これは「動画ってそもそもどうやって成り立っているのか」という事とかかわっています。皆さんお忙しい事かと思いますので、簡単にかつ本質を突いたご説明をすると、動画というのはつまりこういう仕組みで出来ています。

はい、もう分かりましたね。そうです、「ペラペラ漫画」です。

そしてペラペラ漫画というのは、1秒間に使う漫画=静止画の数が多ければ多いほど、なめらかになっていきます。

1秒間に何枚静止画を撮影して動画再生に使いますか、という設定をするのが、「フレームレート(fps)設定」なのです。fpsとはflare rate per second、という事になります。これが動画の本質です。

では、フレームレートいうのはどの数値の設定が一番いいのでしょう。

このフレームレートなのでこのハードで再生できない!?

まず動画や映像を撮影するとき、このフレームレートの値で撮影したので、後でテレビで再生できないとか、ネットで中継出来ない、このカメラで再生出来ない、という事は基本的にあり得ませんのでご安心してください。日本国内では動画映像配信の規格はNTSC方式というもので統一されており、フレームレートが多少異なっていても問題無く観ることが出来ます。つまり、例えフレームレートがいくつであろうと、撮影する機材は再生する機材やネットサービスを選びません。日本国内では高額な撮影機材ほど、様々なフレームレートを設定し、撮影出来るという特徴を持っています。

他の動画映像のフレームレートはどうなっているのか

我々が普段目にすることが多い、地デジテレビの場合、フレームレートは30fpsになります(厳密には29.97fps)。つまり1秒間に静止画を30枚使います。一部のテレビでは60fpsという表記をしているテレビもありますが、これは実は「数え方」によって表記が異なるためで(画面への動画の表示方法は実はプログレッシブ方式とインターレース方式があり、前者が60fpsと表記してある)、とにかくテレビは30fpsと見て頂いて問題ありません。日本のテレビはNTSC方式で動画映像を配信しており、これはアメリカ・カナダ・韓国と同じ規格です。欧州の場合はイギリスを中心とした西ヨーロッパの国々はPAL方式と呼ばれており25fpsです。フランス、ロシア、東ヨーロッパの国はSECAM方式と呼ばれていて、動画映像の配信規格は異なりますが、フレームレートだけPAL方式と同じで25fpsになっています。ヨーロッパは何やら複雑なお家事情ですね。映画も実は目が粗く、24fps。そしてYouTubeの場合は30枚~60枚です。意外に思われる方もいるかも知れませんが、実は画像の解像度、という意味で言うと、テレビはそんなに綺麗なハードウエアではないのです。

配信方法フレームレート(fps)備考
テレビ、DVD(NTSC方式)30(29.97)日本・米国・カナダ・韓国が採用
テレビ、DVD(PAL方式)25イギリスを中心に西ヨーロッパ諸国で採用
テレビ、DVD(SECAM方式)25フランス、ロシア、東ヨーロッパ諸国で採用
映画24
YouTube30~60

結論:フレームレートの最適な設定値

フレームレートの設定値は、通常はテレビと同じ30fpsで大丈夫です。一眼レフカメラ、一眼村ーレフカメラ、ハンディ等、多くのカエラでも初期設定は30fpsになっています。ただし撮影用途によってはその設定を変えた方がより良いと思います。例えばスローモーション再生をしたい場合は、元の動画を出来るだけ高いフレームレートで撮影しておいた方が良く、大体60fpsが適切と言えます。またスポーツの撮影など、被写体が高速で動く場合も、60fps程度にしておく方が無難と言えるでしょう。またゲームの場合も動きが早いものが多いので、60fpsが最適と言えるでしょう。

ただ当然ですが、フレームレートの値を上げると動画のファイルサイズが大きくなり、動画配信を行う際、ネットワークへの負荷が重くなりますので、かなり注意が必要です。またカメラに内蔵してあるSDカード等のメモリーカードもすぐに容量がになってしまいますので、なんでも過ぎたるは及ばざるがごとしで注意が必要です。

 

 

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