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現場ブログ

ECサイトの開発費用の相場とは

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最終更新日:2018/12/27   公開日:2015/10/11

ECサイトを構築すると、果たしていくらくらい費用がかかるものなのか?

ECサイトを始める上で、とても気になる事だと思います。勿論どのくらいの売上を期待するのか、という事業計画から、結果的に、必要な機能や開発コストが割り出されるものでありますが、それでもそれぞれの価格帯事態に一定の傾向がある事も事実です。

私自身、必ずしも業界全てを俯瞰している訳ではありませんが、これまでいろんなコンペを経験し、数千万円の案件から数十万円まで手がけてきた中で、経験則的ではありますが、開発費用の相場観をご説明したいと思います。

ECサイト 構築費用

結論から書きますと、ECサイト構築、開発の価格帯はおおよそ四つの価格帯があります。

1 小規模 100万以下
2 中規模 100万~300万
3 大規模 1千万~3千万
4 超大規模 1億円以上

1 小規模
初期開発費用が100万以下の案件です。この場合、更に価格帯としては30万円前後の価格帯と、100万円前後の価格帯の二つのボリュームゾーンがあります。どちらもEC CUBE等のオープンソース系のソフトウエアを使います。それにデザインテンプレートだけ入れ込む、あるいは少しだけ機能を改造する形です。ほとんどの場合、ぐりぐりは改造せず標準の機能を使う形です。デザイン中心の(システムノウハウを持たない、又はプログラマのいない)ホームページ制作会社や、個人のフリーランスが良く出してくる価格帯です。

3 中規模
100万~300万程度の案件。クライアントが中堅、中小企業の一番のボリュームゾーンがこれに該当します。こちらもほとんどの場合はEC CUBE等のオープンソース・パッケージを使い、そこにカスタマイズを加える例が多いように思います。ただ、開発会社は分かっていると思いますが、EC CUBEは標準機能やプラグインして使う分には大変良いのですが、カスタマイズをするとなるとすぐにソースに手を直接入れなければならず、開発上の柔軟性はそれほど無いため、扱いやすい方ではありません。そのため、実はある意味開発の難易度がそれなりにあり、上の価格帯になると、オープンソースではなく、別のフレームワークや自社でイチから開発する提案が増えてきます。それなりにシステムノウハウのある開発会社が提示してくることが結果的に多い価格帯でもあります。

 

3 大規模案件
1千万~3千万位の価格帯です。大体クライアントが中堅企業くらいがこれに該当します。ほとんどの場合は、開発会社が自社開発のECサイト・パッケージシステムを持っており、それをカスタマイスするケースとなります。オープンソース等のEC CUBEなどのオープンソースを使うケースはほとんど見られません。大体自社の標準パッケージの価格が400万円くらいでまずあり、それをベースに個々の企業の要望に応じて作り込むパターンです。この規模になりますと、1~3の場合と比べて、バックエンド系のシステム、基幹、業務システムとの連携もマストになってきます。ECサイトの開発に特にノウハウを持っているベンチャー系企業や大手SIerが出してくる価格帯です。この価格帯になるといわゆるホームページ制作会社は提案企業としては完全にいなくなります。

4 超大規模案件
1億円以上するパターン。大体クライアントは東証一部上場企業等、超大型の場合が多く、かつインテグレーターもNTT系や大手印刷会社系などが受託し、実際にそれを作るのがひひひひひー孫受け、というパターンです。店舗ポイントカード、基幹業務系システムとの連携といった部分が、開発の大きな比重を占めてきます。

上記の様な傾向になっています。それぞれECサイト運営の事業計画のご参考になれば幸いです。貴重なお金を投資する訳ですから、しっかりリターンのあるように開発を進めることが何よりも重要です。

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