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札幌・東京を拠点にWebコンサルティングをコアにした、Web制作・Webシステム開発会社・アプリ開発会社です。

ホームページ制作会社の見積書の見方ってどうやって見るの?(1)人月編

2018/12/10

「ホームページ制作会社から見積もりを貰ったけど、何が何だか全然わからない・・・」

Web制作・ホームページ制作(どっちも同じ意味です)において、当然制作会社から「お見積もり」を頂く事があると思います。

しかし、中身を見てもチンプンカンプン、という事がないでしょうか?

今回は、そのホームページ制作・Web制作会社のお見積もり書の見方を解説いたします。

お見積書の書き方を見れば、なんと、その会社の特徴まで知ることが出来るのです。

まずお見積書の書き方なのですが、大きく言うとふたつのパターンから成り立っています。

 

  1. 人月換算(時給方式)
  2. パーツ換算(お品書き方式)
  3. 1と2のミックス方式

 

ほとんどのお見積もりはこの二つか、その組み合わせ方式しかありません。

順番にご説明していきます。

まず、1の人月換算方式は、簡単に言うと時給(日給)換算です。

例えば、こんなお見積もりになります。

項目数量単位単価小計
詳細設計・要件定義0.2人月1,000,000200,000
デザイン0.5人月600,000300,000
システム実装0.25人月800,000200,000
テスト0.25人月600,000150,000
マニュアル・仕様書作成150,00050,000
進行管理1150,000150,000
合計1,050,000

注目すべきはここで書かれている「単位」です。

通常一ヶ月は、土日を除いて20日間の営業日が存在します。

その20日間、毎日稼働して出来る「開発量」の事を「人月」と呼んでおり、それが人月換算のお見積もりの基本的な単位になるのです。

例えば、このお見積書の場合、デザインに0.5人月かかると書かれていますね。

これは1ヶ月(20営業日)の0.5、つまりデザインに10日間かかる事を意味しています。

同様に「詳細設計:要件定義」は0.2人月、つまり4日間の作業量が発生する事を意味しています。

なので、例えばホームページ制作会社が「このホームページは新規に作ったら二人月くらいかかりますね」と言ったとします。それは、「一人の担当者が二ヶ月間(40日間)かかる作業量ですね」という意味になるのです。

中には、

項目数量単位単価小計
テスト1.0150,000150,000

のように、人月単価を明示する事無く、その「単価」の中に、「人月単価で計算した結果の数字」を入れて、「数量」を全部1.0として丸めてしまうケースもあります。これは金額が少額の場合や、ホームページ制作会社・Web制作会社が人月単価をあまり表示したくない場合などにも用いられます。

この場合は、式の中身、算出根拠はなんですか、と聞くと、人月で出し直してくれるでしょう。

つまりまとめますと、人月換算型のお見積もりとは、人一人が一ヶ月間で出来る作業量を基本として算出しています。

そして人月には、どんな作業をするのかによって、それぞれ異なる単価が設定されています。

一般的には、付加価値の高い工程ほど、単価が上がります。

例えばこのお見積もりの通り、「要件定義」「設計」などの工程は付加価値が高いと見なされており、人月単価は高い傾向になります。

その逆に「テスト」「仕様書作成」と言った工程ほど、人月単価は下がる傾向にあります。

前者を上流工程、後者を下流工程と呼んでいます。

かかる単価はホームページ制作・Web制作会社によって異なります。

また人月は、実際にかかる期間とはあまり関係がありません。

どういう事かと言うと、例えばテストに1人月かかるとすると、普通は一ヶ月間かかる事を意味しますが、二人でやれば二週間で済ますことが出来ます。

つまり、お見積もりに書かれている人月と予定は基本的には別物になります。4人月かかるからといって、必ず四ヶ月間かかる事を厳密に意味する訳ではありません、そこはそのプロジェクトでの人のやりくり次第という事になります(とは言うものの、勿論正確には全く無関係という訳でもありません)。

この人月換算方式のお見積もりを出すホームページ制作会社・Web制作会社には、以下のような傾向があります。

1 中規模以上のホームページ制作案件実績が多い。

2 システム開発についても実績がある。

人月換算方式は、特にWebシステム開発においては事実上標準のお見積もり計算方式になっています。これ以外の方式で算出するWebシステム開発会社はありません。

この計算方式のメリットは、時間稼働分で単価が設定されているため、例えバナーを何個作ろうとも、それが事前に想定されている制作時間の中であれば、追加費用が発生しないという事です。

デメリットとしては、時間と制作物の関係が直感的にわかりにくい、という事になります。

とは言うものの、規模が比較的大きくなってきますと、具体的には発注額が100万円を超えるような案件になってきますと、この方式以外でお見積書を出すホームページ制作・Web制作会社はほとんどいないと思います(それか1と2のハイブリッドです)。

次の記事で、パーツ換算(お品書き方式)についてご説明します。

「Webをビジネスにもっと活用したいが、どうしたらいいだろう」

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