menu
札幌・東京を拠点にWebコンサルティングをコアにした、Web制作・Webシステム開発会社・アプリ開発会社です。

会員限定の動画配信サイトを制作する方法

Webサイトに会員限定の動画を掲載・配信するには

最終更新日:2021/10/18   公開日:2019/08/05

昨今、自社の運営するWebサイトに動画を掲載したい、限られた人にだけ動画を配信したい、というご相談、お問い合わせを受けることがかなり増えてきました。

「人が集まれないので、今年は学会をオンラインで開催したい」

「タレントの有料コンテンツサイトで、有料会員だけにタレントの動画を見せたい。」

「資格ビジネスをやっている民間企業で、ネットで講座を受講させたい。」

「塾で配っていた学習用DVDをネットで塾生だけに閲覧させたい。」

「スポーツクラブの有料コンテンツサイトで、有料会員だけに選手のオフショットインタビュー動画を掲載して見せたい。」

「工場での機械のメンテナンスをするにあたって、社員へ配布しているテキストマニュアルを動画でも作成して見せたい。」

etc …

そこで今回は、ビジネス用途として、Webサイトで会員ににだけ動画の配信したい、という人向けに、そのサイト開発の方法とコストについて説明をしたいと思います。

限られた人に動画配信するには、ストリーミング機能を持った動画配信サイトが必要。

まず限られた人に動画を配信したいという場合、基本的には動画再生を司るストリーミング機能と、それが内包された動画配信サイトが必要です。動画配信サイトはサイト全体の事を指し、会員管理や記事管理などを担います。

fig(準備中)

そしてこの動画配信サイトを作るには、二つのシステムの選択肢があります。以下ご説明いたします。

動画配信サイトの開発は二つの選択肢がある。

動画配信サイトを開発するには、以下の二つのうちのどちらかを選択する必要があります。

1 動画配信のASPサービスを利用する

2 自社開発で作る

(1)動画配信(ストリーミング)部分をvimeoを利用して作る。

(2)動画配信(ストリーミング)部分を自社で作る

1の場合、動画配信の仕組みそのものを「借りて」作る(というより「使う」)方法です。自社で動画配信サイト(ホームページ)を制作する必要はありません。つまり楽天みたいなもので、利用契約をすると自分でネットショップを開けるように、動画配信サイトをすぐに立ち上げる事が出来ます。

2の場合は動画配信(ストリーミング)の部分を、他のサービスを利用するか(例vimeo)、自社で開発するかして作る方法です。

一般的には開発コストだけ見ると、2より1の方が断然圧倒的に安いです。既にあるASPサービスを使った方が断然時間もコストも節約できるのは言うまでもありません。

ところが、出来るだけ自社の要望に合わせて仕様や使い方を変えたい、という事になりますと、1より2の方が圧倒的に便利で勝負になりません。以下詳しくメリットとデメリットをご説明します。

動画配信のASPサービスを利用する

昨今はいくつも動画配信のサービスがあります。これらのサービスの圧倒的に便利な点は、自前で開発するのと比べて、初期開発費用が一切かからない、桁違いに低コストで、すぐに利用出来る、というメリットが最大の売りです。例えばこんな料金体系になっています。そして結構いろんな周辺機能も充実しています。

例:クラストリームの料金体系

 

そしてその裏返しとしてのデメリットが「融通が全く利かない」という事です。個々の企業の要望に合わせてカスタマイズをする、という事は一切やってもらえません。最近は動画配信ASPサービスも様々なオプションを用意するようになりました。その組み合わせによって御社の要望を満たせるものもあるかも知れません。いろいろと探してみて、自社に最適な動画配信クラウドサービスを使って下さい。ただしこの手のサービスは探すのも大変で、探しても「帯に短したすきに長し」になりがちではあります。しかし安いのですからそこは我慢しましょう。

代表的な動画配信のASPサービスを以下にまとめます。

動画配信システム「クラストリーム」
中小企業でも利用しやすいが、大企業も利用している。使いやすい。

動画配信システム【ミルビィ】 | 高品質低コスト・大規模配信
動画配信の老舗。ほどほどのコストで機能多数。とっつきやすく、中小企業でも利用しやすい。

Video Marketing Suite | ブライトコーブ
主に大企業向け配信に実績があります。

動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」 | サービス | Jストリーム
CDNの老舗。高品質。大企業から中堅企業の利用が多い。

自社開発で作る

当然ですが、自社で独自の動画配信サイトを作る場合は、自分の好きなように作る事が出来ます。以前はホントの意味で「ケタ違い」の費用がかかり現実的なお話ではありませんでした。しかし最近はかなり低コストで開発が出来るようになってきており、弊社でもいくつも開発事例があります。

動画配信サイトにおいて、一番キモとなる部分は当然ですが動画配信(ストリーミング)です。この機能は以下の二つの選択肢の中から選ぶ事になります。これはコストに決定的な違いを生みます。

(1)動画配信(ストリーミング)部分をvimeoを利用して作る。
動画配信という一番肝になる部分をvimeoというサービスに任せて、動画を埋め込む事で自社独自の動画配信サイトを作る方法です。vimeoは簡単に言うと法人用途専門YouTubeみたいなおmのです。この場合のメリットはコストを抑えられる、という事です。デメリットとしては利用ユーザー数がかなり増えてくると突然vimeoから「値上げします。払ってくれないのなら動画止めます」と言われてしまうことです。交渉の余地はありますが、いつ言ってくるかはvimeo次第という問題があり、ビジネスの安定性に課題があります。しかし、それほど利用者数が多くないのであれば、動画配信部分はvimeoを使って開発運営するのが一番良い選択肢です。

(2)動画配信(ストリーミング)部分を自社で作る
こちらは動画配信部分も含めてすべて自社(システム開発会社に依頼する形ですが)で開発する方法です。昔と違って今はAWSを使うと、 多少語弊がありますがわかりやすく言うとあらかじめサーバで用意されている機能をパズルのように組み立てて作ることが出来ます(勿論個別につなぎ込みは必要です)。MediaConvertやLambdaといったソフトウエアを組み合わせる事で、非常に効率よくストリーミングサーバを立てる事が出来るようになりました。ちょっと技術的で難しいですが、例はこちら

このいずれかのストリーミング機能を使って、動画配信サイトを作ることになります。

vimeoと自社でストリーミングサーバ開発、どっちが良いのか?

ストリーミングについては一般的には(1)vimeoを使うケースが多いです。動画を配信する上での機能が標準で用意されていますので(例:動画を特定のサイト上でしか再生しないようにする等)、それを設定するだけでよく、開発の初期コストを抑えられるのが最大の魅力です。ただし、vimeoの場合は使いすぎると値上げの通知が来ます。基本vimeoの言い値になります(交渉は可能ですが)。またその通知がいつ来るのかが分からないという怖さがあります。また英文でメールが届くため、うっかり見逃すとアカウント利用を凍結されてしまいます(解除は可能です)。そういうビジネス上の懸念が心配だ、あるいはそもそも外部サービスに自社動画を置くのは好まない企業の場合は(2)自社でストリーミングサーバを立てる のが一般的です。ただし(2)の方が開発コストがかかります。

ストリーミング機能は分かった。では、動画配信サイト自体は何で作ったらいいのか?

このように動画配信(ストリーミング)機能は分かりました。ではその動画を配信・閲覧出来る会員制のサイト自体はどのように作ったいいのでしょう。動画配信サイトに制作は、概ね以下の二つの選択肢があります。

1 WordPress等出来合の記事管理システム(CMS)で作る。
2 独自開発の記事管理システム(CMS)で作る。

に分かれます。ここは規模に応じて選択する必要があり、一般的には利用ユーザー数が少ないサイトは1で、大きくなってくると2を使うのが良いでしょう。2より1の方が低コストで開発が可能ですが、機能の拡張性や処理速度、セキュリティに若干の不安が残ります。2は様々な点で1の出来合のCMSより優れていますが、開発コストが1よりかかります。一般的に利用ユーザー数・月間アクティブユーザー数が2,3千名を超えるような場合は、2の独自開発を選択する事が多く、弊社でもそのようにお薦めしています。

自社の予算や事業の成長性を考慮して、開発会社にご相談されて下さい。ただしシステム開発会社の多くは「言われたとおりに作ります」というスタンスのところが多く、相談してもあまりはっきりした答えを返してくれない会社が少なくありません。この場合は自社で考える事になりますが、かなり現実的ではありませんのでよろしければ弊社にご相談下さい。

 

動画配信サイトにかかるコスト

動画配信サイトの制作コストは、大きく分けると以下の2種類しかありません。初期開発とランニングです。見ていきましょう。

1 初期開発コスト
(1)動画配信のASP会社に依頼する場合
(2)システム開発会社に依頼する場合

2 毎月かかるランニングコスト
(1)サーバ会社に支払う利用料金
(2)ASPサービス会社に支払うシステムの利用料金
(3)システム開発会社に支払うシステム保守費用

以下、会員制動画配信サイトの構築方法によってコストがどうなるのかを御説明します。

初期開発コスト

初期開発コストは、簡単に言いますとASP会社のサービスを利用する場合と、システム開発会社に依頼する場合とで天と地ほどの金額差になります。見ていきましょう。

まずは「(1)動画配信のASP会社に依頼する場合」ですがこれはいわゆるパッケージ、「ありもの」を利用する形になりますので、かなりコストを抑えることが出来ます。初期設定コストとして数万円~10万円程度で済みます。圧倒的に安いのが特徴です。勿論動画を配信するシステムと、閲覧するホームページ両方がセットで提供されます。

「(2)システム開発会社に依頼する場合」は当然ですが作り込む形ですので、初期開発費用がかかってきます。費用感的には数百万円から高いと数千万円という規模感になります。

毎月のランニングコスト

毎月のランニングコストは1の初期コスト、つまり動画配信サイトをどのように開発するかでほぼ決まります。まず、ASPサービスを使うのなら「(2)ASPサービス会社に支払うシステムの利用料金」のみとなっており、「(1)サーバ会社に支払う利用料金」はそこに含まれているケースがほとんどです。月数千円から数万円とかなり低コストで運用することが可能です。

また、(2)のシステム開発会社に依頼するとなると、「(1)サーバ会社に支払う利用料金」と「(3)システム開発会社に支払うシステム保守費用」がかかってきます。「(1)サーバ会社に支払う利用料金」は大きく分けると従量課金と固定課金の分かれます。これは「使った分だけ払って頂ければいいですよ」というのが従量課金であり、「いくら使っても月額ウン万円ぽっきりですよ」というのが固定課金です。

fig2準備中

実は動画を流すサーバの利用料に「月額固定料金」は無い

ランニングコストで一つ注意が必要なのは、毎月のランニングコストは「固定課金」を謳っているところがありますが、実際はほとんどの場合はよくよく利用規約を見ると「従量課金」になっています。これは一定額の利用範囲内において利用料金が固定、という意味なのです。「固定料金で流したい放題!」というサービスはよく見ると「ただし月額配信100GBまで」と言う制限がついていたり、「同時接続者数は50名まで」となっており、事実上の階段型の従量課金型料金体系に過ぎません。

また、レンタルサーバ会社を使う場合は、一定以上の動画を配信した場合(つまりアクセス数が一定値を超えた場合)、別のプランに変更して欲しいと言う要請(という名の強制)がレンタルサーバ会社から来ます。これはさくらのレンタルサーバでもエックスサーバーでも例外はありません。基本的に天井知らずで動画をじゃぶじゃぶ流し放題で月額固定はあり得ない、と覚えておいて下さい。

ランニングコストの中で、サーバの利用料金の影響を唯一受けないものが「(3)システム開発会社に支払うシステム保守費用」です。これは大体システム開発会社の相場というものがあり、初期開発コストの10%~20%を年間のコストとして提示する事が一般的です。弊社ではちなみに15%くらいのご提示になっています。

つまり、初期開発コストが300万円の動画配信サイトがあったとすると、システム開発会社に支払うシステム保守費用が年間30万円~60万円、月にならすと25,000円~50,000円になる事が一般的です。

Webサイトに会員限定の動画を掲載・配信するには

 

 

動画配信サイトを構築するサーバの選択

サーバはクラウド一択です。他はあり得ません(ただし動画配信のASPサービスはサーバを選べません。セットになっています)。その理由を以下ご説明します。

レンタルサーバは何かあると止められてしまうリスクがある。

動画配信サイトを立ち上げて運営を開始すると、場合によってはものすごいアクセスが集中してしまう場合があります。その時、クラウドであれば管理画面からの操作でスペックの大きなサーバにすぐに切り替えることが出来ます。しかし、他のレンタルサーバは一切そういう事が出来ない、つまり逃げ場がありません。サーバのメモリやCPUを挙げるためには、サーバの契約コースを見直す事から始めなくてはならず、目先のアクセス数の増加に対して何も打つ手がありません。

そしてその場合、ほぼ100%の確率でレンタルサーバー会社からサイト自体をまるごと止められてしまい、契約コースの変更を求められます。そうなると当然ですがその間その動画配信サイトは見えなくなります。これはさくらのレンタルサーバだろうとエックスサーバであろうと全く同じです。

なぜそういう事になるかと言いますと、これはレンタルサーバ会社のビジネスモデルのためです。月数千円程度の低コストのレンタルサーバでは、一台のサーバにできるだけ多くの顧客のサーバ(ドメイン)を格納する形式になっています。いわば「長屋」もしくは「集合団地」の状態です。このためそのうちの1社に猛烈なアクセスが集まったり、動画を沢山流してしまうと、サーバ自体のCPUの稼働など負荷が上がってしまい、結果的に他のお客様のWebサイトが表示されなくなってしまうためです。こうなると問題児扱いですね。なので長屋から出てってくれ(もっと良いところ借りてくれ)、と言う訳です。

ところが契約コースを変更する、というのはサーバにシステムを載せ替える、引っ越す作業になります。これが意外とかなり高くつきます。簡単にコピペ、という訳にはいかない事がほとんどなのです。下手をすると初期開発した時とあまり変わらないコストがかかる場合もありますし、場合によっては作り直しになる事もあり得ます。当然時間もかかりますし、その間サイトは止められたまま、という事になってしまいますのでビジネス的には大打撃になる可能性が高いです。なので動画を配信する場合はサーバをクラウドサービスを使う事が大原則なのです。勿論短時間なら落ちてもいい、という割り切りであれば、レンタルサーバでも大丈夫です。しかし、その場合でも、普通の安いレンタルサーバではなく、出来れば例えばさくらであればVPSなどの少し上のスペックのサーバを選びましょう。

ビジネスの安定性を考えるならクラウド意外あり得ない。

動画配信サイトを将来の事業の大事な柱として考えている、ある程度大きな収益を見込んでいる、という事であればクラウド(ほとんどの場合AWSを指します)意外あり得ません。規模が大きくなってくると、ちょっとサイトが止まっただけでもそれなりに収益に大きなダメージが起こりえますし、先に書いたようにサーバにシステムを載せ替えるのは想像以上に時間とコストがかかります。であるならば最初からクラウド(AWS)を利用するのが無難と言えるでしょう。例えばAmazonのAWS EC2という仮想サーバの場合ですと、このような価格体系になっています。

 

動画配信システムを構築する会社を選ぶコツ-システム開発会社選びでプロジェクトの7割は決まる。

自社独自で動画を配信するには、ほとんどの場合、Webシステム開発会社に開発して貰う事になります。この場合、非常に大事な事はたった一つしかありません。それは、

「動画配信サイトの開発実績のある会社に依頼する」

という事です。あまりに重要なことなので繰り返します。

「動画配信サイトの開発実績のある会社に依頼する」

です。この記事で、これだけ覚えて頂いてもOKです。「ホームページ制作会社だから大丈夫だろう」と油断せず、必ず聞いて下さい。「ホームページ制作会社」でもプログラマーのいない買う者は沢山ありますし(むしろその方が多いかもしれません)、Webシステム開発会社でも動画配信部分は開発経験の無い会社も少なくありません。それだけ動画配信は専門性の高いシステムなのです。

動画配信のシステムは経験が非常に重要であり、同じ事をしても、経験があれば1日で済む事も経験が無ければ3日4日かかることもざらです。つまり、「開発コストが3倍4倍」かかるということであり、それはあなたの負担するコストにモロに跳ね返ってきます。また問題が起きたとき、原因を突き止め、解決するのは高度な技術力と経験が要求されます。これは他のWebシステムより特に顕著な傾向です。なので、自社で動画を配信するシステムを開発する場合は、まず前提として実績のある開発会社を選んで下さい。適切な開発会社を選ぶ、これだけでプロジェクト成功の7割は決まると言っても過言ではありません。

 

 

CONTACT

会員だけに動画を配信したい、有料で動画を配信したい、という御要望を低コスト高品質で実現ーお問い合わせ下さい。

ご相談・お問い合わせする

Category