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【発注者向け】サイトリニューアルのSEO対策はこれをしないとどハマるぞ!(実例あり)

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サイトリニューアルがSEOに与える影響と注意点をホームページ制作会社が解説

最終更新日:2025/07/27   公開日:2025/07/24

自社のビジネスを更に強化するためにWebサイトのリニューアルは定期的に行う必要があります。更なるPVや会員登録者を増やすために、Webサイトのデザインや構造、コンテンツを刷新する。とても重要なミッションです。

しかし、サイトリニューアルは、SEO(検索エンジン最適化)に重大な影響を与える、ある意味非常に危険な作業です。

特にポジティブな影響は時間をかけて現れてきますが、ネガティブな影響は短期間で現れてくる、そして中々元に戻りにくい、というチビってしまう位恐ろしい傾向があります。築城十年落城一日です。

そこで本記事では、Webサイトのサイトリニューアルの際に、発注者がシステム開発会社に伝えるべき点について、、、SEOを中心に詳しく解説します。

サイトリニューアルがSEOに与える影響

まずそもそものお話として、サイトリニューアルは、SEOにさまざまな影響を及ぼします。及ぼすことがあるのではなく、必ず及ぼします(超重要)。そしてそれにはポジティブな影響もあれば、ネガティブな影響もあるため、慎重な計画と実行が必要です。

ポジティブな影響は、サイトリニューアルによってWebサイトの構造やコンテンツが改善されると、検索エンジンからの評価も高まる事です。またそのためにリニューアルを行うという事でもあります。スマホに最適化されたデザインやページ読み込み速度の高速化は、Googleをはじめとする検索エンジンのランキング要素として重要です。これらの改善によって、ユーザーの利便性が向上し、検索エンジンからの評価も高まりやすくなります。

また、新しいコンテンツの追加や既存コンテンツの更新もSEOにポジティブな影響を与えます。サイトリニューアル時に質の高いコンテンツを作成し、適切なキーワードを盛り込むことで、ユーザーに対して有益な情報を提供できるためです。

一方、ネガティブな影響もあります。特に注意が必要なのはURLの変更やリダイレクト設定の不備です。サイトリニューアルによってURLが変更される場合、以前のページにアクセスしても新しいページが表示されるよう適切なリダイレクト設定を行わないと、検索エンジンがページを正しく認識できなくなります。その結果、インデックスされていたページが検索結果から消えてしまい、検索流入が減少する恐れがあります。

実際にお仕事を依頼したホームページ制作会社がその基本的ノウハウを知らなかったばかりに、リニューアル前後のURLのリダイレクト処理を怠ってしまい、リニューアル後にGoogleからの流入量を激減させてしまい、大惨事になってしまった・・・そんな某Webメディアサイトもあります。

また意外とこの手の災害、というか厄災はまま見かける事例です。つきあうWeb制作会社・Webシステム開発会社は本当に良く選びましょう。

また、内部リンクのURLが変わる場合も正しく設定しないと、ユーザーに404エラーページが表示されてしまい、離脱率の上昇を招く可能性があります。

サイトリニューアルの際にSEO観点からやるべきこと

サイトをリニューアルする際は、SEOにおいてマイナスの影響を避けるため、またよりプラスの評価を得るため、特に以下の点に留意する必要があります。

過去記事は削除せずに残せ!

長らくリニューアルをせず、老朽化したWebサイトほど、膨大な過去記事を持っています。そしてデザインフォーマットが実は年代によって異なるという事も良くあります。

「記事のネタ的にももう古いし、新しいリニューアルのデザインテンプレートに適用するのも大変だから、これは削除しちゃおうか・・・」

ちょっと待った!!!それはとてもキケンです。

検索エンジンは主にテキストを通してページ内容を理解し評価を行うので、テキストを減らすことでSEOの観点から悪影響を及ぼす可能性があるためです。

なので古い記事であろうと、賞味期限切れであろうとも、極力削除はしないようにしてきちんと移管させましょう。デザインの違いについては気の利いたシステム開発会社にご相談をすれば、何の問題もありません。

URLを変更する場合はリダイレクト設定しよう!

トップページやサービスページなどのURLが変わる際は、リダイレクト設定を行いましょう。

リダイレクトとは、以前のURLにアクセスした際に新しいURLに自動で遷移させるようにする設定のことです。これにより、ブックマークや他サイトからのリンクなどでリニューアル前のページにアクセスしたユーザーにも、新しいページを表示させることができます。

リダイレクトにはいくつかの方法がありますが、永続的に転送処理を行う「301リダイレクト」を行うのが適しています。

また、リダイレクトを行う際のポイントとして、旧サービスページは新しいサービスページへという風に、対応したページへ移行させることが重要です。これにより、ユーザーが求める情報へアクセスできます。設定を簡略化するために、一律でトップページへリダイレクトするといった方法は適切ではないため注意しましょう。

ページを削除する場合は404を設定しよう!

リニューアルを行う際に削除するページが出てくることもあります。その場合はリダイレクト処理ではなく、404というエラーページを表示させるようにしましょう。これにより、ユーザーにそのページが存在しないことを正確に伝えられます。

404ページにはコンテンツが存在しないことを明記するだけでなく、関連するリンクや情報の検索方法を提示するなど、ユーザーの次の行動につながるような記載があるとより利便性が高くなります。

構造化データマークアップを追加しよう!

ここまではマイナスの評価を避けるためのポイントを解説してきましたが、せっかくWebサイトをリニューアルするのであればこの機会にSEOにプラスに働く設定も行いたいものです。

そのうちの1つとして「構造化データマークアップ」の設定があります。構造化データマークアップとは、GoogleにWebサイト内の情報をより適切に伝えるための記述方法です。

例えば見た目は同じでも、「このコンテンツは商品情報について記載しています」とGoogleに伝えるようなソースコードで記述することで、Googleは内容をより深く理解することができます。その結果、商品画像や価格、レビューなどの情報がよりリッチに検索エンジン上に表示され、クリック率の向上が見込めます。

構造化データマークアップについて詳しくは以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

検索結果一覧で自社サイトを目立つように表示させたい場合は「構造化データマークアップ」を使おう

サイトリニューアルを行う際の注意点

サイトリニューアルでURLが変更される場合はリダイレクトや404の設定が必要ですが、その他に注意すべき点を紹介します。

ページスピードが遅くならないようにする

リニューアルでデザインを変更したり機能を追加したりすることで、ページが重くなることは避けなければなりません。

SEOではページスピードが評価対象の1つとなっており、かつ表示速度が遅いページはユーザーに離脱されやすくなるため、ページが重くなると検索順位が下落してしまう可能性があります。

リニューアルを行う際は、見た目だけでなく利便性も重視して行いましょう。

ページスピードの改善方法に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。

ページスピードはSEOに影響する?計測方法・改善方法をWeb制作会社目線で解説

コンテンツの減らしすぎに注意!

リニューアルでデザインを変更する際、テキストを画像に変更することもあるかと思いますが、この判断は慎重に行う必要があります。

というのも、SEOにおいてコンテンツ(テキスト)は重要な評価項目の1つであり、Googleはテキストからコンテンツ内容を判断する部分が大きいからです。

そのため、例えば検索にHITしていたテキストを削除すると、そのページの順位が下がり、検索流入が減少してしまう可能性があるのです。

デザインを変更する際は、SEOを加味して削るコンテンツ・残すコンテンツを判断しましょう。

サイトリニューアルでPV増加に成功した事例

サイトリニューアルの目的はいくつかありますが、せっかく費用をかけてリニューアルするのであればデザイン変更や機能の追加だけにとどまらず、定量的な成果にもつなげたいものです。

弊社でリニューアルを担当した株式会社食品産業新聞社さまでは、ただ見栄えを良くするだけでなく、事業に貢献できるWebサイトにするため、PVアップの提案もさせていただきました。

具体的には外部キュレーションメディアへの配信をご提案し、各メディアへの営業も弊社で行いました。

その結果、リリース後1年でPV数が5倍にアップし、業界No.1のサイトにまで成長させることができました。

実際の効果についてお客様にインタビューしたので、詳しくは以下をご覧ください。

まさか一年でPVが5倍以上になり、2年で10倍以上になり、想像もしていなかった業界でNo1のPV数を実現

このように、ただお客様の要望に応えるだけでなく、さらに事業を成長させるための提案も行うことがWeb制作会社として重要だと考えています。

まとめ:サイトリニューアルの際はSEOを考慮した設計が重要

サイトリニューアルの際は、SEOの観点を考慮することが極めて重要です。URLを変更する際はリダイレクトを設定し、流入の減少要因を作らないことが大切です。

サイトリニューアル後も定期的に流入や滞在時間などを測定し、必要に応じて改善を繰り返していく必要があります。SEOとユーザーの利便性を考慮したリニューアルを実施し、長期的なビジネス成長につながるWebサイトを構築しましょう。

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