menu
札幌・東京を拠点にWebコンサルティングをコアにした、Web制作・Webシステム開発会社・アプリ開発会社です。

ただの名刺みたいなホームページの効果効能とは?-岩手ファーマーズミート様の営業用サイトをまずはリリースさせて頂きました

2017/03/20

 

「どうせお金をかけるのであれば、きちんと見込み客から問い合わせが来るようなWebサイト(ホームページ)にしなければ、お金をかける意味がありません」

 

お打合せの一番最初に、私はこういうお話をさせていただきました。また、こういうお話もさせて頂きました。

 

「弊社の苦手なお仕事は、安くていいので、パパっと名刺みたいなホームページを作ってくれ、という効果が全く期待出来ないホームページ制作や、ただ綺麗なだけのホームページ制作がとても苦手です」

 

こうした趣旨をご理解頂き、農水省六次産業化総合化事業計画認定企業であり、北日本銀行系列ののきたぎん六次産業化支援ファンド、株式会社小形畜産、いわて門崎丑牧場、小形彰、有限会社前沢牛オガタの5者が出資して平成26年3月に設立されました(株)岩手ファーマーズミート様のコーポレートWebサイト(ホームページ)を制作させていただく事になりました。

制作にあたっては、何度も札幌から岩手県奥州市にお伺いし、営業フェーズもかねてお打合せを重ねさせていただきまいた。岩手ファーマーズミートさんが新規見込み客開拓の営業ツールとして機能するためのWebサイト制作、というぶれない軸をまずは明確にさせていただきました。


往訪回数は合計5回に渡りました。開業したての北海道新幹線も試しに使ってみました。その時は移動に12時間、打ち合わせ90分でした。なので次からは飛行機に戻しました。

 


牧場も2回ほど見学させて頂きました。全く臭わない、衛生的な牛舎の床で、ゆったりとまどろむ黒和和牛達。そこには驚くような優しい時間が流れていました。

 


哲学を知る事が、よりよい営業用サイトを作ることにつながります。岩手ファーマーズミートでは、エコフィード認証を受けた飼料で育てられた黒毛和牛だけを使っています。この飼料はグループ企業である宝山株式会社で作られています。この現場も見学させて頂き、美味しい牛肉を、ポリシーを持って作っている岩手ファーマーズミートさんの哲学を理解しました。

 

本サイトを営業ツールとして機能させるために、とても大事だと考えた事の一つが、我々が「事例ソリューション」と呼ぶに顧客事例、インタビュー記事の制作掲載です。

牛肉の生産加工会社というのは、ほとんどの場合、どこも似たより寄ったりです。

ありきたりのサシの沢山入ったお肉の写真ばかりが顔を出し、そこに携わっている人、一生懸命汗を掻いている肥育農家だったり、工場で働く人、そしてそのお肉を使っている飲食店などには全くフォーカスがあたりません。

また、衛生環境ばっちりです、というのも良くあるお話で、今日び、日本は発展途上国ではありませんので、衛生に十分配慮して生産しています、というのは「受け取る側」から見れば、もはや当たり前の事であって「差別化のポイント」にはなり得ません。

誤解の無いように一言添えますと、その商品が本当に美味しい良質であること、衛生管理が徹底されていることは、全て大前提として気が遠くなるほど重要です。


出荷前、牛肉をX線で異物検査を実施。安全と安心をお届けするまえに。

例えば岩手ファーマーズミートさんでは、工場内はエワシャワーと通らないと入れいませんし、各エリアに入室制限があり、極めて最先端の衛生管理設備と基準で運営されています。恐らく一般的な牛肉加工工場の中では比較にならないくらいの高いレベルだと思います。

ですが、一般の消費者が「衛生管理が素晴らしいのか!じゃあそれを買おう!」となるかというと、それはありません、という事なのです。つまりここに情報の受け手と出し手の意識のギャップがあるワケです。消費者は生産者が思っている以上に冷たいのです。この冷徹な事実をメーカーは冷静に見つけなければなりません。

結果的に見込み客(直接お取引をする法人顧客や、最終的にお肉を食べる消費者)から見ると

「どの精肉会社のホームページもお肉の写真と衛生の話でしょ。結局同じでピンとこない」

となるわけです。これではWebサイトが営業ツールとして見込み客を集める事が出来ません。

そこで私達は、あえて業界のどこの会社も良くやる、従来路線である、美味しそうな牛肉の写真を主役にするではなく「その周りの人達」にフォーカスを当てました。その例が、作り手の顔写真であったり、実際に岩手ファーマーズミートさんのお肉を使っている飲食店さまのインタビューです。

八丁堀 朋 理長兼店長 大池 康太郎 様

インビューは実際にレストラン朋様まで出向き行いましたが、実際にこのお店が事例として掲載するのに適切かどうか確認をさせていただくため、事前に個人客として実際に利用をさせていただきました。事例ソリューションは見込み客を集める中核になる概念なので、事前の確認はものすごい大事になってきます。

岩手ファマーズミートの黒毛和牛を使った朴葉味噌焼き

この取材の中で出てきた「もともと個人で買って食べて美味しかったので、お店でも出すようにしました」という大池料理長のコメントは、どんな自画自賛のコピーライトよりもはるかに説得力があり、見込み客を問い合わせへと導く力があると私は考え、インタビューの中核コンセプトとして扱わせて頂きました。

 

実は今回、岩手ファーマーズミートの小形社長さんには、原稿を制作する過程でかなりの手直し、ご指摘を頂きました。岩手ファーマーズミートさんは狭義では黒毛和牛肉の生産加工会社ですが、生産・加工・販売とお客様まで一貫した体制で牛肉をお届けしている企業です。「牛匠」という商標を持っており、黒毛和牛の肥育にあたってエコフィード認証の発酵飼料を使っている等、認定基準を満たした肥育農家にその商号を与えています。その「牛匠」が肥育した黒毛和牛を、プロトンのような最新凍結設備や衛生設備で製造加工し、流通を通じてお客様の食卓にお届けしている、という流れです。

なので岩手ファーマーズミートさんで直接牧場を所有している訳では無く、黒毛和牛を肥育をしているわけでもありません。ですが、代表を務める小形さんは牧場やレストランを経営しており、岩手ファーマーズミートの出資者でもあります。このような構造を咀嚼、落とし込みをする過程で「なんかそこ違うんだよな」と何度もお叱りを受けながら、辛抱強く文書を校正し、おつきあい頂きました小形社長さんには、この場をお借りして改めて深くお礼申し上げる次第です。


建てたばかりの最新鋭の製造加工工場を小形社長に案内していただきました。

今後もう少し微修正を施し、後は運用フェーズとなります。営業用サイトとして、ご活用頂きますよう願っています。