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WordPressのプラグインを使って会員制サイトを自分で作ってはいけない。

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最終更新日:2022/05/01   公開日:2020/11/12

結論です。会員制サイトを作るのに、WordPressにプラグインを入れて会員制サイトを自前で作るのは辞めた方がいいです。苦労する割には正直あまり報われません。以下その理由と、ではどうしたらいいのかについて、ご説明します。

WordPressのプラグインを使って会員制サイトを制作しない方が良い理由三つの理由

①そもそも要望を全て満たすプラグインは無い。

会員制サイトを主催したい人の動機は様々です。例えば、経験上会員制サイトを運営したい、という方は台大体こういう要望をお持ちです。

  • PayPal等で有料課金したい
  • 会員をいくつかの階層に分けて、それぞれサイトで出来る事を変えたい。
  • 有料コーナーでも記事によっては任意にコンテンツを有料にしたり無料にしたり出来るようにして欲しい。
  • 有料会員と無料会員とで権限を分けたい。また有料会員でもいくつかの階層を設けたい。
  • 出来ればfacebookやツイッターでもログイン出来るようにしたい。
  • 無料会員は一か月の中で記事を10本だけ、又は動画を5本だけ閲覧出来るようにして、そこを越えたら会員登録を促して欲しい。

そしてこれらの要望をポンとかなえてくれるプラグインは全くありません。

結局システムに手を入れてカスタマイズしないと実現出来ない、それだったら最初から作った方が安上がりで安全だった、という事になりがちです。またプラグインに手を入れてカスタマイズしてしまうと、プラグインやWordPressがバージョンアップした時、それらが「リセット」されてしまう可能性が高いです。そういう点にも細かい注意が必要になってきますので、運営は楽ではありません。

②どのプラグインがいいのか、探すのがとにかく大変

WordPressの会員制サイト制作プラグインには様々なものがあります。細々とした仕様の違い、スペック比較だけで挫折する可能性が高いです。そもそも何を基準に選んだらいいのかよく分からない、という方は多いのでは無いでしょうか。結局印象論と雰囲気で選んだものの失敗してしまい、それまでかけた時間を見無駄にしてしまう事は少なくありません。この会員制サイトプラグインを選ぶ、という作業は本当に気の遠くなるような膨大な労力がかかります。

③陳腐化・アップデート未対応問題

ワードプレス本体がアップデートされた時に、プラグインはWordPressにがっちり依存関係にあるため、そのアップデートに追いつかず機能しなくなる可能性があります。またプラグイン開発業者が辞めた!と言ったらもうそのプラグインは終わりです。またそもそも使っていくうちにいろいろとやりたいことが増え、別のプラグインを使ったり、結局新規に会員サイトを作る事が出てきます。その時、それまでそのプラグインを流用する事は出来ません。その時間で自社のビジネス、コンテンツに注力していた方は、もっと会員数も増え、マネタイズも出来ていたはずです。

そもそも貴方あなたの目的は何でしょう?

WordPressで会員制サイトを制作して運用したい、という方の目的はそもそもなんでしょう?それはチャンスあふれるこのネットビジネスの世界で、自社のサービスを運営し、社会に貢献し、自社がしっかり売上と利益を出す事のはずです。つまり、WordPressで会員制サイトを制作して運営する、というのはそのための「手段」に過ぎません。手段はあくまでも手段であって、目的ではありません。

そもそもWordPressを自社で頑張ってカスタマイズしていくのは、技術的な知識や経験のある人以外は相当至難の業です。勿論中には自前でやれる人もいらっしゃします。しかしほとんどの場合、その人は自分ではありません。結局WordPressの設定調査に労力をつぎ込んでしまい、貴方が本来やりたいビジネスには全く労力は咲くことが出来ません。これこそ本末転倒と言えるでしょう。

WordPressは会員制サイト制作には本当に使えないのか?

WordPressのプラグインを使って会員制サイトを制作しない方が良い、とは書きましたが、WordPressを使わない方が良い、という訳では勿論ありません。では、どうしたらいいのでしょう?それは会員管理に関する部分を完全にWordPressから独立させる事です。これこそがWordPressを使って、低コストで高品質の会員制(課金)サイトを作る一番の方法です。

具体的に言うと、こんな構造になります。

 

このような、記事管理から会員管理と課金のシステムを分離した形にすれば、WordPress本体から独立した形で低コスト高機能の会員制サイトを作る事ができます。

では、WordPressやそのプラグインを使って開発してはいけない、個別にWordPressの「外」に作るべき機能を以下ご紹介します。図で言うと主に左側の機能です。

<ユーザー向け>

会員登録ページ

ユーザーから見た会員登録の流れは以下の通り大きく分けると2種類となります。御要望によって「自動承認方式」または「手動承認方式」いずれかの処理を行う事が可能です。自動承認の場合は管理者がいちいち承認することがありませんので「ほったらかし」で運用で楽ができます。その代わり競合他社でも誰でも入会できてしまうという問題があります。手動承認はいわば入会する前に事前にチェックする仕組みです。競合他社や不適切と思われる人物を排除できますが、他方いちいちチェックをしなければなりませんので運用コストは上がります。
」会員制動画閲覧サイト制作パッケージ【動画サイト立ち上げるゾウ】

課金登録ページ

大体課金登録ページは会員登録とセットになっている事が多いです。ただし、これはあくまでも会員登録=有料会員の場合です。中には会員登録しても無料会員と有料会員に別れる場合があります。この場合は会員登録ページと課金登録ページが個別に利用する事が出来るようにシステムを作る必要があります。

ログイン・ログアウト

有料会員の仕組みとセットで機能を発揮します。

退会

これもWordPressのプラグインでは利用が難しい機能です。WordPressの外側から別途システムで組み込むのが一番シンプルで手間の無い方法です。

パスワード取り寄せ

ほとんどの場合メール=IDとなり、そのメール宛にパスワードを取り寄せる形となります。

マイページ

自分の基本的な情報(ハンドル名やメールアドレス)の確認修正や退会(削除)、自分が購入したストリーミング動画や掲示板に投稿した内容を確認する事が出来ます。

 

<管理者向け>

課金・会員判定

これは動作するシステムの機能名であり、特に管理機能から何か操作するものではありません(会員を非会員にしたりする事は「会員管理機能」で行えます)。

課金の方法はクレジットカード代行決済会社を組み込んで利用します。よく「どこの代行決済会社を使ったら良いですか}と聞かれますが、コストを最大限抑えるのであればPayPalPay.jpSquareを利用するが賢明です。多少費用がかかっても多様な決済手段を使いたいという場合はSBペイメントサービスソニーペイメントサービスGMOペイメントサービス等を使うのが懸命でしょう。

※弊社の代行決済会社に対するスタンスはこちらをご覧下さい。

会員管理機能

会員管理機能は会員管理と表裏をなす機能です。個々の会員を検索、表示、修正、削除、代行会員登録する機能が通常含まれています。またCSVによる会員リストのダウンロードや、CSVによる一括会員登録機能なども必要になってくる場合があります。

 

では、どうやって形にすればいいのか?

答えは簡単です。弊社にお任せ下さい。御社は、自社が本当にやりたい事、実現したい事、業績の向上といった本業の集中してください。私達が餅屋として、システム面からその実現をお手伝いさせてください。ご予算も柔軟に対応が可能です。まずはお気軽にご相談からどうぞ。

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