menu
Webを活用してお客様のビジネス課題を解決します。札幌・東京を拠点にWebコンサルティングをコアにした、Web制作・システム開発・サーバ構築会社です。
現場ブログ > Web制作

実録!ホームページ制作会社からの「仕返し」に気をつけろ(2)ドメインを人質に取られる!

fシェアする
ツイートする
ブックマーク
タイトルとURLをコピー
ホームページ制作会社からの「仕返し」に気をつけよう(2)ドメイン編

最終更新日:2024/02/17   公開日:2022/06/11

前回からの続きです。ホームページ制作会社から仕返しをされないための対策は、実はホームページ制作を発注する時から既に始まっています。

その一つの典型例がドメインの管理です。以下ご説明します。

ドメインを自社で管理していますか?

ドメインを取得する際、多くの方はレンタルサーバーを運営している会社でドメインも取得すると思います。もちろんドメインを取得する会社とレンタルサーバーの契約会社が異なっても全く問題はありません。その場合はお名前comなどで取得するのが一般的です。

弊社ではドメイン管理会社とレンタルサーバ会社は基本的に分けることを推奨しています。一緒に同じ会社で取得してしまうと、実は後でレンタルサーバ会社を変更する時に、手続き的に結構な面倒が起こるからです(これはまた別の機会に解説します)

ドメインを取得するとき、大変重要なのは、ドメイン取得後の管理機能のアカウント(IDとPASSのこと)を必ず貰う、と言うことです。

例えば代表的な例で言いますと、お名前comでドメインを取得しますと、必ずログインページが提供されます。

このログインページで、どんなドメインを、いつ取得して、いつまでが有効期限で、どのサーバを使っていて、と言った情報の確認・変更が出来ます。つまり、この管理機能のアカウントが何よりも大事で、これがないとサーバを変更する事が出来なくなってしまうのです。

なので、ドメインを代行取得してもらう際は、必ず自社でドメインを取得するようにするか、又は代行取得を依頼する際には

「ドメインだけはお名前comで取得して、ドメイン管理機能のアカウントは必ず共有してもらえますか」

と一言伝えましょう。

もし、今ドメインを管理しているホームページ制作会社がごねたら

「お名前comの管理者権限を下さい」と言って

「様々なドメインを一緒に代行取得、管理しているので、渡せません」

と言って来たら、

「では、弊社でお名前comのアカウントを新規に取得します。取得したら、御社からドメイン管理を弊社に移管する手続きをお名前comに申請してください」

と伝えてください。これでもほとんどの問題(サボタージュ工作)は解決出来ます。それでも、いろいろとごねて協力してくれない、あるいはそもそもそのホームページ会社と連絡がつかない、という場合も起こりえます。貴方は一体どうしたらいいのでしょう。

ホームページ制作会社からの「仕返し」に気をつけよう(2)ドメイン編

ドメインを人質に取られてしまっても、無理矢理奪還できる方法がある

大丈夫です、安心してください。実はこれには裏ワザがあります。

ドメイン管理会社のサポートに電話をかけて事情を説明し、管理機能のアカウントを新規に発行して貰うことが出来るのです。私が過去、引越しされるホームページ制作会社の立場として携わった事例ではこういう事がありました。どうにもドメイン管理機能のアカウントを渡して貰えないので、クライアントの代理として、

「ドメインを管理している、今のホームページ制作会社に何度言っても、弊社ドメインの管理機能アカウントを出して貰えないので何とかして欲しい。うちが間違い無くそのドメインの所有者です」

「分かりました、少々お待ち下さい・・・お待たせしました、それでは、このドメインが登録されているadmin Address (ドメイン管理担当者 住所)宛てに封書をお送りします。それが届きましたら、記入捺印して送り返して頂けますでしょうか。それをもって本人認証といたしますので、確認が取れ次第、弊社からドメイン管理機能のアカウントを御社ご担当者様に発行いたします。」

これで人質に取られたドメインは解放できたが・・・

これでドメイン人質事件を無事解決する事が出来ました。大門警部、ありがとう(by 西部警察)。要はドメインの管理者情報で、Admin Address(ドメイン管理担当者 住所)がきちんと所有者である自社になっていれば、ドメイン管理機能のアカウントはどうにかなるわけです。ほとんどのドメイン管理会社ではこのような方法で対応してもらえるはずです。

さて、やっと西部警察に穏やかな日が戻ってきました。やっとホームページのお引っ越とリニューアルを進められる・・・と思ったら、また事件が発生です。今度は何でしょう。

に続きます。