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現場ブログ

年商に応じてECサイト・パッケージの使い方にはコツがある

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最終更新日:2018/12/27   公開日:2015/12/20

ECサイトを構築、運営していく上で、どうやって構築するのか、という開発の方法論はなかなか悩ましい問題です。ECサイトを運営したい会社は、当たり前ですがほとんどの場合、自社のビジネスには精通していますが、ECサイトやECシステム構築のプロではありませんので、どんなパッケージがいいのか、開発言語が何がいいのか等、おのずと開発やノウハウを外部に委託する事になります。

開発するべきECサイトは、その企業が目指す売上の規模や速度によって、大きく開発の方法論が変わってきますが、この連載は、中堅中小企業向けですので、そのレンジでのご説明をしたいと思います。

まず開発会社にECサイトをゼロから開発を依頼するというのは現実的にはあり得ないと思います。ほとんどの場合はパッケージを使う事をお勧めします。

売上が立ち上がるのには当然それなりに時間がかかりますし、そこにゼロからの開発を開発会社に依頼すると一千万以上費用がかかってしまう可能性が高いです。

このため、現実的にはほとんどの場合はEC CUBE等のオープンソースの(超簡単に言うと無料で使えます)ソフトウエアを使って構築する事になります。かかる費用はその「無料ソフト」の設定や追加開発、それにデザイン、コンテンツの費用という事になります。

このとき、弊社で良く「年商3千万くらいまでのECサイトは、ECサイトパッケージの標準機能をそのまま使い、余計なカスタマズは極力しない方が良い、つまりパッケージに業務を会わせた方が良いですよ」というお話をしています。

自社の業務にECサイトシステムを合わせて開発する事は勿論出来ます。しかし、初期においてはそれだけ売上が無いにもかかわらず、先行投資が発生してしまいます。それに今のECサイトパッケージは大体想定される機能をほぼ網羅しており、かなりの機能を既に標準で持っています。

ECサイト パッケージ

また、売上が少ないときには気付かなかった問題が、売上が増えてくる事によって顕在化し「ああ、こういう風にやり方を改善すれば良かったのだな」という事も良くあります。それをECサイト立ち上げ時に、今はこういうやり方だからか、それにシステムを合わせて開発して欲しい、とやっても、後で無駄になる可能性もあります。

ECサイトで大事なのはまず売れるようにすることであり、その点では「システム投資」より「宣伝広告」「マーケティング」の方が遙かに投資対象としては重要です。システムをこねくり回しても売上アップにはつながりません。優先順位を間違えず、ECサイトを運営していきましょう。

・売れるための中小企業のためのECサイト構築、ECサイトのコンサルティング等のご相談はこちらまで。札幌、東京、全国どちらでもお伺いします。