ECサイトにおいてかなり売れる「ヒゲの多い商品」とは何か?
ECサイト構築のお仕事をしていると、しばしば「うちの商品、ネットで売れますかね?」と聞かれます。今の時代、商品がネットで売れるかどうかよりも、ネットで売れない商品を探す方が難しいでしょう。これは特に業界や業種を問いませんし、形のある商品から形の無い無いサービスまで、ほとんどのものが売れます。
しかし、その中でも特に、ECというよりは昔からの通信販売業界で良く言われている事なのですが、「ヒゲの多い商品は特に売れるし売りやすい」と言われています。
これはどういう意味かというと、「ヒゲが多い商品」=「特徴の多い商品」という事です。特徴の多い商品ほど、ネットでは売りやすい傾向が特に強いと言えます。
リアルな売り場では、当たり前ですが陳列面には限度があり、どんなに多くの優れた特徴があったとしても、それを説明する「物理的なスペース」がありません。
しかしネットでは低コストで無尽蔵に空間を創造する事が出来ます。
必然的にそこに優れた特徴の説明で埋めることが出来れば、顧客のハートをぐっと掴むことが出来ます。
そのため、「売れるECサイト」を作るためには、出来るだけ沢山の商品のヒゲ=特徴を見つけ出し、書き出す必要があるのです。これこそがもっとも重要な「売れるECサイト」創造の原則の一つです。
ヒゲが無ければ、どんなに宣伝広告費にお金を掛けても顧客のハートに響きませんので、売れないですし、意味がありません。
先にこの連載で、
商品カタログを見せるだけで商品は売れますか?-売れる必然性の創造とは
というお話を書かせて頂きましたが、売るためにはカタログ型ではなく、雑誌型のECサイトにする事が重要です。今すぐ自社の商品を見直して、「ヒゲ」がきちんと提示出来ているか、再チェックを行って下さい。
・売れるための中小企業のためのECサイト構築、ECサイトのコンサルティング等のご相談はこちらまで。札幌、東京、全国どちらでもお伺いします。