長崎くんち祭りが無事終了-特設サイトをGoogleMapPlatformのAPIを使ってWebシステム開発
毎年10月7,8,9日の3日間、長崎くんち祭りが長崎市であります。弊社ではその特設サイトをNBC長崎放送様からご依頼頂き、WebシステムとWeb制作をさせて頂きました。
長崎くんち祭りは、長崎のお祭りでも最大のイベントの一つです。昔は「おくんち」と呼ばれており、今でも地元の人はそう呼んでいます。1634年(寛永11年)が始まりと言われており、大変歴史の長いお祭りであり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
この特設サイトの制作をご依頼頂いた訳ですが、サイトの大きな特徴として、お祭りで市内を練り歩く「出し」が今どこを移動しているのかを、1分毎にリアルタイムに表示する仕組みがある事です。GoogleMapPlatformのAPIを利用して実装しました。
Googleマップにはお祭り中十数個の出しの位置のピンと、スポンサー企業様のピンが表示されています(今はお祭りが終わったので、出しのピンは表示されていません)。
GoogleMapPlatformは閲覧回数が多くなるほど、自社で直接契約するより、代理店経由で契約した方がコストが安くなります。弊社では今回、単にGoogleMapPlatformのAPIを実装するだけではなく、お忙しいご担当社様に代わり、GoogleMapの各代理店の調査から行い、どこと契約をしたら良いのか、というところから長崎放送様のお手伝いをさせて頂きました。単にGoogleMapPlatformのAPIを実装するだけならどこでも出来ます。かゆいところまで手が届くように努力するのが弊社のミッションです。
当日はアプリをインストールしたスマホを出しにつけるか、出しの関係者の方に持って頂き、位置情報を1分毎にサーバに送信して位置情報をDBに格納、それをAPIを使ってGoogleマップに表示するという処理で行いました。
実はこのサイト、システム自体は元々他社様で行われていたのですが、規模が大きく、かつ時間が無かった事もあり、今回は全てを引き継ぐのは見送り、デザインについては既存のものを少しリファインする程度にとどめて、どうにかリリースに間に合わせる事が出来ました。
来年は今回の結果を踏まえてフルリニューアルを予定しており、システム、デザイン、バックエンド(短期間にアクセスが集中するので、ロードバランサやDBに処理が必要)について更なるリファインをお手伝いしていく予定です。
観光都市長崎での一大イベントであり、そのような重要な取り組みをご依頼頂いた事を大変嬉しく思っています。今後もしっかりやっていきたいと思っています。