携帯公式サイト「iつりしん」構築事例

 

2001年からの継続的なパートナーシップ

道新スポーツ 社屋

道新スポーツ様は、「道新スポーツ」「馬事通信」「花新聞ほっかいどう」「週刊釣り新聞ほっかいどう」(以下つりしん)等の編集・発行を手がけている、北海道新聞社グループの中核企業の一社です。

 

デジタルファームでは「つりしん」の3キャリア携帯公式サイト「iつりしん」の立ち上げからおつきあいを頂いています。弊社のお取引先は、一度お取引頂くと、継続的に長くお取引頂いているところがほとんどで、本件もお取引は7年目に突入しています。実は本件は、弊社が初めて手がけた携帯公式サイトで、上流の企画、コンサルティングから、開発、システムやサーバの保守等全てをお引き受けしており、定期的なサイトのリニューアルを実施しています。

 

どうしてこのプロジェクトを請け負う事になったのか?

携帯公式サイト iつりしん トップページ
クリックするとサイト全体を
ご確認いただけます。

元々この案件は、弊社がまだ法人化する前の零細自営時代(今風に言うとSOHO)、代表取締役の田中を含めて3名くらいしかいなかった頃に手がけたプロジェクトです。また、弊社としても初めての携帯公式サイトの開発でした。

 

当時田中は、札幌市が外郭団体を通じて観光・ビジネスのポータルサイトを立ち上げるプロジェクトのウェブマスターを担当しており、その関係で道新スポーツさんとお会いしたのがきっかけでした。

 

道新スポーツさんではその頃、ちょうどコンテンツのワンソース・マルチユースによる収益の多角化を模索しており、ついでにいろいろとご相談に乗っているうちに、「どうもこいつは結構使えそうだな」と思っていただいたのか、まずはコンサルティングを正式にご発注頂き、最終的には開発・運用までをご発注頂く事となりました。

 

リスクを取って前に進める−動き出したプロジェクト

収益予想としては、それなりの数字になる、という確信はありましたが、本当にそのような結果になるかは、当然神様にしか分かりません。今でこそ様々な他社事例がありすぎる位ありますので、逆に何を参考にしたら良いのか迷ってしまう位ですが、「iつりしん」を立ち上げる当時は、そういった事例はほとんど無く、紙面とのカニバリズムへの不安、対投資効果等、多くの不確定要素がありました。調べるだけ調べて、結局「どうなるかわからないよね」と何もしない、という事も決して少なくありません。ですが、最終的に道新スポーツさんは「リスクを取ってやろう!」とご決断され、事業化へのゴーサインが出されました。

 

契約形態が支える機動的な運用スキーム

道新スポーツさんと弊社のお取引は、ベースとなるシステム、サーバの保守・運用はレベニューシェアで、規模の大きな改修・新規開発については個別にイニシャルの開発費を頂く、という形態になっています。

 

このため、通常運用している中で、細かい改変作業については、弊社で「やっておきましたから」で済ませており、特段細かい御見積は行っていません。これは「細かい見積もりをイチイチ起こすのが面倒くさいから」という良い意味での「どんぶり」であり、レベニューだからこそ実現出来る、メリットの一つと言えるでしょう。レベニューですと、お互い収益に関しては「運命共同体」ですので、細かい見積もりや承認の手数もはぶけます。案外、この手の手続きは時間と労力(そして神経も)使いますので、その点でうまく機能しています。機能していなかったら、7年もお取引は継続しなかったでしょう。

 

単にシステム開発ではなく、サービスとしてサイトを開発すると言う視点や提案力。

道新スポーツ様 企画書 立案

実際の開発にあたっては、デジタルファームからまずは企画の原案をお出ししました。それを元に、「これはいいね」「これは企画としては良いけど、手数が足りなくて難しい」「じゃあ、こういう形で回避したらいいかがですか?この方が集客力も高まりますし」「こういう事をやりたいんだけど、どうだろう?」などというやりとりをしながら、案を進めました。それと同時に、キャリアとの交渉も同時に進めながら、調整を進めました。

 

初期の開発に限らず、今もそうなのですが、単にやりたい事を整理してまとめた仕様を頂いて、弊社が開発を行う、というワンウエイの関係ではなく、企画立案のご提案からお手伝いをさせていただいています。

 

地味な出だしから、大きな成長へ。

いろいろな課題を少しずつ解決し、どうにか「iつりしん」はスタートする事が出来ました。ですが、初期においては、上がってくる数字は微々たるものでした。しかし、何しろ0からの立ち上げで、しかも初月無料だったため、ある意味当たり前だったのですが、デジタルファームにとっても初めての携帯公式サイトの開発であった事もあり、そもそもその売上曲線が良いのか悪いのか、という事自体が当時実は判断出来なかったのです。

 

サイトを開設当初、弊社に入ってくる売上はわずか月数万円と言う状態でした。弊社田中は当時の事を振り返り「もしかしてやっちまったか・・・?とかなりビビりました」と語っています。しかし、それは結果的にいらぬ心配となりました。「iつりしん」はその後も順調に数字を伸ばし続け、気がつくと、有料のローカルサイトとしては、非常に良い成績を上げるまでになりました。

 

コンテンツサイドに立った、継続的なサービスの強化

携帯公式サイト iつりしん コミュニティ
管理画面(コミュニティ管理の一部)とiつりしんサイト内「コミュニティ」

携帯コンテンツ市場はユーザーが飽きるのが早く、コンテンツを買う・解約する、という事が簡単に出来てしまいます。ユーザーを惹きつけ、恒常的に滞留してもらえる仕掛けは何か、という打ち合わせの中で、釣り情報をユーザー同士でリアルタイムに交換出来るコミュニティ・コーナーの導入を提案し、デジタルファームの「携帯公式コミュニティ」というベースシステムを導入していただく事になりました。

 

当時は会議室は一つしか無く、若者をターゲットとしていたため、多少くだけた「情報交換板」というネーミングにしました。これが非常にユーザーの評判が良く、PVのかなりの部分を占めるまでに大きく成長しました。

 

そこで、翌年、更に改良を加え、「海釣りの広場」や「淡水の広場」など、幅広い釣りのジャンルのコミュニティを設置すると共に、管理機能からそのコミュニティ自体を動的に減らしたり増やしたり出来る様に機能強化を図りました。これにより、PVは更に増えると共に、ユーザー数の増加と定着に大きく貢献する事になりました。

 

ただ、発言数が非常に大きくなると、人気が高いが故に、別の問題も出てくるようになりました。編集部のスタッフが、ユーザーの発言を裏で公開承認処理をするのが段々重荷になり始めたのです。「原稿締め切り日は特につらいし、PCからだけではなく、出先からも携帯で承認処理を出来るように出来ないだろうか?」等、編集部の方からも様々な改善要望が上がってきました。そこで、公開承認を携帯端末から行ったり、これまで一件一件処理をしていた承認を、一括で出来るようにしたりするなど、様々な改善修正を重ねて来ています。

 

今後の課題−継続的な新コンテンツ投入と紙面連動−

週刊釣り新聞 釣り場から一報 メール投稿

今後の課題の一つは紙面とのより密接な連携になります。昨年、携帯サイトから紙面へ釣行写真の投稿を受け付けるサービスを新たにご提案頂き、リリースさせて頂きました。今のところ概ねかなりユーザーからは好意的に受け入れられています。このような紙面と携帯公式サイトが相乗効果を発揮出来るようなサービスを今後ともリリース、お手伝いをして参ります。


 

つりしん 情報料:月額147円(税込み)

iつりしん

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