導入事例
PCサイトのリソースを生かして、スムースな携帯サイトの構築を
実現出来ました。
2000年2月に設立され、戦略立案からサイト分析、コンテンツ制作にシステム開発と、Webサイトの総合的なコンサルティング、構築を手がけている、フォー・フュージョン株式会社様の導入事例をご紹介いたします。
目の前の商機を逃がさないために。
ここ数年、不動産検索ASPを提供している中で、クライアントの不動産会社様から、PCサイトだけではなく、携帯サイトでも検索、閲覧出来るように出来ないか、という要望を頂く機会が増えてきました。しかし、不動産物件の場合は、画像を間取りや外観等複数枚表示しなければならず、物件当たりのテキストフィールドの項目も大変多岐に渡ります。また、検索条件もそれらフィールドを沿線やらエリア等、様々な角度から行わなければなりません。
このような複雑なデータ構造を整理し、携帯に出力するには、PCのWebサイトとは全く違ったストラクチャを勘案しなければならなず、「別のサイトを」を立ち上げる様な感覚に近くなります。また、各キャリアや端末の仕様に応じた最適化を行わなければなりません。携帯向けのサイトを全て自社開発する事自体は可能ですが、テスト端末の手配一つとっても煩わしい課題があり、時間がかかってしまう、という点で、目の前の商機をどうしたものか・・・と思案されていました。
その中で、偶然デジタルファームの「携帯でも見られるゾウ」をご覧いただき、直感的に、少しのカスタマイズで自社に最適化した形で使えるのではないか、とサイト上からお問い合わせをいただきました。すぐに弊社担当がお伺いさせていただき、このたびの開発と至りました
「携帯でも見られるゾウ」ベースにカスタマイズ
現状のPCサイト向けASPサービスを携帯に対応するために、デジタルファームのサービス「携帯でも見られるゾウ」を導入する事となりました。本サービスは完全な出来合いのパッケージソフトではなく、ベースシステムというライブラリを用いて、個々のクライアント様のニーズにフィックスしていく形態のため、柔軟性が高く、通常の受託開発より低コスト・スピーディな導入を行う事が出来ます。
本件の場合、機能としてコアになるのはやはり検索機能でした。PCサイトでは一度にたくさんの検索条件を選択し物件検索が可能で、かつ画面面積の関係からナビゲーションバーを表示しやすく、ユーザーが今どこに自分がいるのか、という位置把握や移動把握を行いやすいのですが、携帯では同じ方法が通じません。
携帯サイトでは表示制限があるため、短い手順で、的確に、分かりやすく、最短のルートで目的の物件へと導かなくてはなりません。そこで、既存のストラクチャ、各フィールドの内容や利用状況についてヒアリングをさせて頂いた後、まず賃貸物件・売買物件別に、エリア検索・沿線検索を行い、次に絞り込み検索項目としてマンションやアパートといった物件種別・間取りなどを選択し、より少ない手順で検索結果が表示されるようカスタマイズを行いました。
例えばエリア・沿線検索の場合、エリアや沿線を選択する際、登録されている不動産物件情報を元に、都道府県やエリア・沿線の一覧が表示されるようになっています。このため、データの登録が無い地域は一覧から除外されます。パケットも節約でき、ユーザに優しく、わかりやすい形で目的の物件にたどり着けるよう配慮しました。
また検索結果は一覧で、家賃の安い順や金額の高い順等といった2種類のソート機能も用意し、よりユーザーが使いやすい形といたしました。
さらに個別の不動産情報ページについては、PCサイトで表示している画像を、携帯端末ごとに最適化した画像送出(画像フィッター)機能により、画像ファイル1枚でどの携帯端末でも最適に自動表示させるようにいたしました。
これによって、各携帯キャリア、各端末を問わず、最適なサイズで表示されますので、管理者も携帯端末ごとに画像を用意する必要がなく、手間がかからず、大変便利との評価を頂いております。
XMLによるデータ更新機能
データ更新のやり取りは、当初フォー・フュージョン様のサーバへ接続しデータベース構造に合わせて、表示プログラムを開発する予定でしたが、セキュリティの問題などもあり、今回はHTTPプロトコル経由でデータベース更新を行うためのAPIをご提供する運びとなりました。
具体的にはフォー・フュージョン様で適時XMLデータを生成していただき、デジタルファーム側では定期的に、または任意のタイミングでそれを取得し、公開ページへ反映する仕組みです。フォー・フュージョン様は自社のサーバ内のXMLデータを更新するだけで、携帯サイトのコンテンツを更新する事が出来ます。
これにより、データベースに格納された各クライアント様の物件データを、PCサイト、携帯サイトと一元管理する事が可能になり、スムースに不動産会社様向けPCサイトASPサービスを、携帯ASPとしても実現する事が出来ました。
あまりにもキャッチーなので、実は最初はちょっと心配でした(笑)
クリエイティブメディア事業部
事業部長 杉岡 仙一様のコメント
実ははじめはかなりキャッチーなサービス名だったので(笑)、ずばりこれだ!と思ったのですが、でも大丈夫なのかな、とも思いました(笑)。
ですが、いろいろとお話をお聞きしている中で、弊社が出した希望の仕様を上回る形で、様々な点をケアして頂き、気が利いているなと。また実態としては、かなり技術力のある会社だと感じ、これなら安心してお願いできると思いました。
例えば既存のデータベースを使って、PCだけではなく、携帯でもASPとして展開しよう、という事になると、当然弊社とデジタルファームさんとで、データのやりとりをいかにスムースに行えるか、という事が大きな課題になってきます。この方法もHTTPベース等、様々な方法が選択可能です、との事で、最終的にはXMLデータを出力するので、その対応でお願いしたい、という弊社の要望に応えて頂きました。
カスタマイズを多少していただいたため、当初の定価よりは少し越える形にはなりましたが、許容範囲だと思っています。
ゼロから受託で開発を依頼するよりは、はるかに低コストになったと思いますし、クライアントのニーズを商機に結びつける事が出来ますので、すぐに回収出来る範囲のお話だと思っています。結果的に、社内のシステム部隊はこれまで通り、PCサイトの開発、保守にシステムリソースを集中させられ、携帯向け開発の時間を劇的に下げながら、営業上も顧客の携帯へのニーズにしっかり応えられる、一石二鳥という点で非常に満足しています。



