B TO C Solution 通販サイト構築事例
月商数百万円、新規法人顧客70社獲得のノウハウ(1)

クライアントの概況とWeb通販参入の背景

このクライアントの場合は、年商数億円規模であり、従業員は全部で数十人。郵パック関連の通信販売を主業務としており、その点では、前提となる通販経験はお持ちでした。しかし、インターネットでの経験はほとんどありません。通販業務を行っている中で、自社の販路を全国に、ローコストで広げたい、自社独自の自由に使える顧客リストを構築したい、というある意味自然なニーズは以前からあり、それを動機として、インターネット通販参入を行う事になりました。

 

通販サイトを運営していく上では、様々な要素を加味していかなければなりません。今回はこの事例を通じて、通販サイトを構築、運営する上で重要になるキーポイントについてピックアップし、その取り組みや、効果を上げたノウハウについてご説明いたします。

商品戦略の策定−あえて単品で勝負する−
アイテムパワーの限界を知る

「大したアイテム数ではないので、とりあえず全ての商品を販売出来るようにしたい」

 

これがWeb通販を始める上で、クライアントの最初の意向でした。これは一般的には誰もが考える事であり、また、あまりうまくいかない手法の代表でもあります。

 

商品のアイテム数が多ければ多いほど、当然かかるイニシャルコストや、管理コストは増加していきますが、インターネットの世界では、実店舗と異なり、「品揃えが多いほど、販売数が増加する」という事には必ずしも結びつきません。

 

ネットの世界で、「アイテムパワー」(品揃え)は絶対ではないのです。「あれもこれも売らんかな」という販売方法では、逆に店舗としての個性が希薄化してしまい、ユーザーへの訴求力、認知度に欠けてしまいます。

 

特にこのクライアントがインターネット通販事業を始めようとしていた99年当時、雨後の竹の子のように多くの通販サイトが出来つつあり、当該分野に置ける通販サイトは、競争激化のフェーズに突入していました(今は競争が常態化しています)。このため、中途半端な商品ラインナップでは、差別化はそもそも不可能だったのです(店舗の「差別化」は、いつの時代においても、どんなマーケットにおいても、極めて重要なキーワードです)。

 

このため、まず1種類、2アイテムと、商品数を徹底的に絞り込みを行う事にしました。起点となる商品カテゴリーで、少数のアイテムをコアに展開し、そこから販売量に応じて、水平展開していく戦略を採用しました。

商品ラインナップ戦略